【傷害罪で逮捕された被疑者について、不起訴処分を獲得した事案】
被疑者は、友人と飲酒した際、些細なことで口論となり、被害者を突き飛ばし全治不詳の傷害を負わせたという事案で逮捕されましたが、被疑者は逮捕当初から、口論にはなったが突き飛ばしてはいないし、被害者が勝手にふらついて倒れただけであると否認していました。
確かに被害者は相当の傷害を負っていましたが、被害者は当時酩酊状態にあり、まともに立つことができない状況であったことが分かり、供述も不自然に変遷していました。
そこで、被害者の供述は信用できないため不起訴処分を求めるとの意見書を丁寧に作成し、検察官に提出して強く申し入れをしたところ、結果的に、不起訴(起訴猶予)処分を獲得することができました。