事件の内容
依頼者の方は、駅エスカレーターでの盗撮により逮捕されました。
その方は、数か月前にも盗撮により逮捕されていました。
本事例の経過、結末
初回接見で事情をお聞きした後、担当検察官に処分の見通しを尋ねましたが、公判請求も考えている印象でした。
そこで、依頼者の方には、「なぜ同じことを繰り返してしまうのか」を深く考えてもらいました。そして、依頼者の方は、ストレスの原因であった職場や人間関係を変えること、病院での治療も行うことを決意しました。
また、被害者の方への謝罪文も作成してもらいました。
今回の被害者の方に再び遭遇することのないようにするため、事件を起こした駅を今後二度と利用しないことも誓約してもらいました。
最終的に、本件は公判請求までは行われず、罰金刑となりました。
本事例に学ぶこと
本件では、公判請求され、公開の法廷で裁判を受ける可能性も十分にありましたが、できることを尽くした結果、裁判を回避することができました。
弁護士 赤木誠治