紛争の内容
依頼者の方は、離婚協議中に子に会おうと思い、親戚とともに、一人で外出中だった子に会いにいきました。
その際、身体を引っ張るような行為をしてしまったために、暴力行為等処罰に関する法律違反の容疑で現行犯逮捕されてしまいました。
交渉・調停・訴訟などの経過
依頼者の方は、みずからの行為を反省していました。
そこで、離婚協議中の相手方に連絡し、要望を聞いたうえで、無断で子に会わないことや、今後のことは家庭裁判所の調停で話し合うこと等を約束した誓約書を差し入れました。
本事例の結末
誓約書を差し入れたことで、被害者側の処罰感情が軟化し、検察官にも顛末を話した結果、10日間で不起訴処分となりました。
本事例に学ぶこと
本件では、子は未成年であったため、親である相手方と交渉する必要がありました。
本件のような事情の下では、当事者同士での話し合いは困難だと思いますので、早期に弁護士を介して話し合うことが重要であると感じました。