事案の概要
職場の同僚に暴行したとして逮捕・勾留された事案でした。
本人の言い分を聞いてみると、同僚と飲んでいた際、日頃の勤務態度を注意したところ、互いにヒートアップし、たまたま同僚の顔に手が当たってしまったとのことでした。
しかし、同僚に対して迷惑をかけたことに変わりないため、示談交渉を行うこととしました。
経過
検察官を通じて同僚の連絡先を確認しました。
話を聞くことはできるとのことであったので、電話で連絡を取り、謝罪を行うとともに示談条件に関する交渉を開始しました。
同僚は今後同様のことがあるのではないかということを心配していたため、その点を含めた示談書の作成を行いました。
複数回のやり取りを経て、示談条件について合意するとともに、被害届についても取り下げてもらうことができました。
事案の顛末
示談書・被害届取下げ書を検察官に提出したところ、勾留満期日に不起訴処分となり警察署から身柄が釈放されました。
被害者が存在するケースでは示談交渉が減刑等に向けた一番の近道となりますので、積極的に動いていくべきかと思います。