事案の概要
量販店でDVDを数点万引きしてしまった、警察所に連れていかれ逮捕されたが、親族が迎えに来てくれたため釈放となった、被害店舗とのやり取りも含め対応をお願いしたいとのことでしたので、弁護人に就任しました。
経過
弁護人選任届を警察署に提出し、被害店舗に連絡を取りました。
被害品の買取りを行うことは構わないとのことでしたので、被害金額に相当する数万円を依頼者から預かりDVDの買取りを行いました。
事件が検察官に送致されたので、検察官に対して、DVDを買い取ったことを示す資料及び親族の身元引受書を検察官に提出し、不起訴処分とすることを求めました。
事案の顛末
被害者対応が功を奏したのか事件は不起訴処分で終了となりました。
窃盗等の財産的被害が問題となる事案ではその被害を回復ができたかどうかが重要な観点となりますが、自ら被害者に接触することは事実上困難ですので、そのような場合には弁護士に相談することをお勧めいたします。