事案の概要

交際相手との痴話喧嘩から手帳の奪い合いに発展し、揉み合う中で交際相手に怪我を負わせてしまった、一旦はその場を離れたが友人に説得され警察署に出頭したところ、その後、逮捕されてしまったという事案でした。

経過

逮捕段階から受任しました。
親族に身元引受書をもらった後、警察署で接見を行い、本人には交際相手には近づかない旨の誓約書を書いてもらいました。それらの書面を検察官に提出したところ、勾留請求をされずに釈放となりました。
その後、交際相手の連絡先を検察官に確認し、示談交渉を開始しました。
複数回のやり取りの後、示談条件が折り合ったため、示談金の支払いと引き換えに示談書及び告訴取消書を受領し、それを検察官に提出しました。

事案の顛末

被害者の怪我の程度がそこまで重いものではなく被害者との間で示談が成立していること等の事情から検察官が不起訴処分を下し、前科がつくことなく事件終了となりました。