事案の概要
免許停止中に酒気帯びにて自動車を運転し、起訴されたものの、執行猶予で実刑を免れた事例です。
被告人は60代の男性。2年前に免許停止の処分を受けていましたが、「ちょっと近くに行くだけだから大丈夫だろう」と安易に自動車で出かけてしまい、更に出かけた先でお酒を飲んで運転してしまいました。たまたま警察に呼び止められ、飲酒と無免許であることが発覚してしまい、起訴されてしまいました。
被告人には免許停止になる以前にも複数件の交通違反歴等がありました。
経過
被告人は、自分の家族にも協力してもらい、持っていた自動車を処分し、二度と運転をしないような環境を整え、今後の生活を監督してもらえる状態にしました。
裁判でも、被告人本人の反省や家族の協力体制があることを主張しました、
本事例の結末・結果
裁判所は、被告人にこれまでにも交通違反歴があることや、無免許・酒気帯びがいかに危険なのかを指摘しましたが、本人の反省の度合いや家族が監督することなども踏まえ、今回に限るものとして執行猶予つきの判決を言い渡しました。